2025年11月26日(水) 公開セミナー
『腎臓難病の克服を目指して ドラッグラグ・ロスの現況と解消に向けて』が開催されます
2025年11月26日(水) ホテル東京ガーデンパレス2F 天空の間
このたび、「腎臓難病の克服を目指してードラッグラグ・ロスの現況と解消に向けて-」をテーマとした公開セミナーを2025年11月26日(水)に開催いたします。
近年、IgA腎症をはじめとする腎臓難病領域では、病態解明が進み新薬開発が急速に進んでいます。一部の薬剤は海外で承認され臨床現場に届けられています。しかしながら、これらの有望な新薬が日本の患者様に届くまでに、「ドラッグラグ(承認の遅延)」が生じています。この喫緊の課題を解消すべく、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)、厚生労働省の方々と、腎臓難病領域のアカデミアの第一人者が一堂に会します。課題を共有し、解決策を協議し、ドラッグラグ・ロスを回避することが目標となります。当日は、腎臓難病領域の国内外の創薬の現状、承認審査の課題、サロゲートエンドポイント(タンパク尿など)の妥当性などについても議論いたします。最新の研究成果(J-IGACS 、J-CKD-DB )も発表させていただきます。
医療関係者、研究者、製薬企業、メディア関係者の皆様をはじめ、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
<公開セミナー>
『腎臓難病の克服を目指して ドラッグラグ・ロスの現況と解消に向けて』
【日 時】2025年11月26日(水)14:00~16:00(受付13:30~)
【会 場】ホテル東京ガーデンパレス 2F「天空の間」
〒113-0034 東京都文京区湯島1丁目7−5(御茶ノ水駅 徒歩5分)
【参加費】日本腎臓学会ならびに日本腎臓病協会会員/メディア関係者:無料
上記以外の方:5,000円
【主 催】特定非営利活動法人日本腎臓病協会
AMED研究班「難治性腎疾患を対象とした大規模リアルワールドデータを活用した
診療の質向上に資する診療エビデンス創出」(研究代表:川崎医科大学 柏原直樹)
【後 援】一般社団法人日本腎臓学会
第47回日本高血圧学会総会で当科の医師が発表を行い、若手研究者奨励賞を受賞しました
第47回日本高血圧学会総会 2025年10月17日~19日
『FinerenoneはTRPC5発現制御によりマクロファージにおけるNLRP3 inflammasome活性化を抑制する
Finerenone Attenuates Macrophage NLRP3 Inflammasome Activation throughTRPC5 Regulation』 和田 将史
第110回岡山透析懇話会で当科の医師が発表を行いました
第110回岡山透析懇話会 2025年10月4日
口演
『診断に難渋した、カフ型カテーテル感染後の胸鎖関節炎』 頼 聖凱
第55回日本腎臓学会西部学術大会で当科の医師が講演・発表を行いました
第55回日本腎臓学会西部学術大会 2025年10月11日~12日 奈良県コンベンションセンター
教育講演
『慢性腎臓病におけるサロゲートエンドポイント』 板野 精之
口演
『Mycobacterium abscessus による腹膜透析関連腹膜炎に対しクロファジミンが有効であった一例』 仲村 展宏
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会で当科の医師が発表を行いました
第29回日本心血管内分泌代謝学会学術総会 2025年9月27日~28日
ポスター
『マクロファージにおけるミネラルコルチコイド受容体-TRPC5経路は糖尿病関腎臓病の慢性炎症に関与する』 和田 将史
令和7年度 川崎医学会50周年記念論文賞を当科の城所研吾医師が受賞しました
本学の医学会50周年を記念して行われた論文賞の選考において、当科の城所研吾医師が責任著者として執筆した下記の論文が選出され受賞いたしました。
Wada, Y., Kidokoro, K., Kondo, M., Tokuyama, A., Kadoya, H., Nagasu, H., Kanda, E., Sasaki, T., Cherney, D. Z. I., & Kashihara, N. (2024). Evaluation of glomerular hemodynamic changes by sodium-glucose-transporter 2 inhibition in type 2 diabetic rats using in vivo imaging. Kidney international, 106(3), 408–418. https://doi.org/10.1016/j.kint.2024.05.006
岸誠司特任准教授が当院を退職し、高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科学講座の教授に就任されました
8月末日で岸誠司特任准教授が当科を退職し、高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科学講座の教授に就任いたしました。岸先生からのご挨拶を掲載いたします。
2018年12月に川崎医科大学総合臨床医学に准教授として赴任し、2022年1月より腎臓・高血圧内科学へ転籍、以後3年8か月にわたり教室の一員としてお世話になりました。期間は決して長くはありませんでしたが、総合診療科医師としてCOVID-19パンデミックを経験し、さらに柏原教授・佐々木教授のご退任という大きな節目に立ち会うなど、慌ただしくも非常に濃密な時間でした。
このたびご縁をいただき、2025年9月1日付で高知大学医学部 内分泌代謝・腎臓内科学の教授として、生まれ故郷である四国に戻り、臨床・教育・研究に携わることとなりました。
腎臓・高血圧内科学での3年8か月の間、柏原先生のご指導のもと、長洲先生・城所先生・角谷先生と基礎研究に真正面から向き合い、大きく成長する機会を得ました。留学時に果たせなかった上原記念生命科学財団や内藤記念科学振興財団の研究助成を獲得できたのも、ひとえにこの環境の賜物と深く感謝しております。高須先生とは夢を語り合いながら研究を進め、高須先生が腎不全研究会および抗加齢医学会で優秀演題賞を受賞されたことは、最大の喜びの一つです。さらに、J-CKD-DB-Ex事業やJ-Kidney Biobank事業では、柏原先生のご指導のもと長洲先生に助けていただきながら多くを学ぶことができました。
診療面では、チームの「マンパワー」の重みを強く実感しました。若手病棟医の先生方が急患対応に当たる姿は、かつて徳島大学にて病棟医長を務めた身として頼もしく、心から嬉しく感じました。かつて情熱を注いだ腹膜透析にも、佐々木先生・角谷先生のご助力を得て改めてしっかり取り組むことができ、貴重な経験となりました。
川崎医科大学腎臓・高血圧内科学は、私にとって腎臓内科医としての原点です。今後も教室同士で切磋琢磨し、互いの発展につなげていければと願っております。引き続きご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
2025年9月1日
高知大学医学部 内分泌代謝・腎臓内科学 教授
岸 誠司
Seiji Kishi, MD, PhD, FACP
Professor, Department of Endocrinology, Metabolism and Nephrology,
Kochi Medical School, Kochi University
第19回倉敷CKD医療連携ネットワーク(KCKD-NET)特別講演会が開催されました
第19回倉敷 CKD 医療連携ネットワーク (KCKD NET)
特別講演 『CKD 診療における高血圧管理の重要性と病診連携』
九州大学大学院医学研究院 病態機能内科学 腎疾患治療部
准教授 中野 敏昭 先生
第21回NDHネットワーク並びに岡山・瀬戸内腎臓病協会 特別講演会が開催されました
第21回NDHネットワーク
特別講演 『高齢CKD患者に対する保存的腎臓療法の実際 ~老年医学と腎臓学の接点から考える~』 角谷 裕之
岡山・瀬戸内腎臓病協会 特別講演会
特別講演 『透析を止めた日』 ノンフィクション作家、広島大学特別招聘教授 堀川 恵子先生
2025.7.15アリエル・ロペス教授を招聘して講演会を開催しました
吉備創生カレッジにて当科の医師が講義を行いました
7/14 『血圧測って腎臓を守ろう! 』 新たな国民病である慢性腎臓病を知ろう! 長洲 一
第70回日本透析医学会学術集会・総会で当科の医師が発表を行いました
第70回日本透析医学会学術集会・総会 2025年6月27日~29日
一般演題
『腹膜透析排液評価における遠隔モニタリングの有用性 』井上 夏実
『腹膜透析(PD)カテーテル留置1週間後に巨大腹直筋血腫を生じた1例 』平野 憲
『デノスマブ治療中に高Ca血症を来した2例』大友 芳人
第68回日本腎臓学会学術総会で当科の医師が発表を行いました
第68回日本腎臓学会学術総会 2025年6月20日~22日
一般演題
『J-CKD-DB-Exを⽤いた慢性腎臓病患者のeGFR slope 予測モデルの開発とweb アプリによるリスクの可視 』長洲 一
『急性腎臓病(AKD)からCKDへの進展に関する因果分析︓J-CKD-DB-Exを⽤いたCALCによる検討 』岸 誠司
『若齢期の⼀過性DNA損傷が腎に与える⻑期的影響』高須 将伸
『エサキセレノンによる糖尿病関連腎臓病に対する腎⽷球体⾎⾏動態の改善効果 』立川 理絵
ポスター
『慢性腎臓病に対する直接経⼝抗凝固薬の処⽅実態調査︓J-CKD-DB-Exより 』板野 精之
高須 将伸先生が第25回日本抗加齢医学会総会にて優秀演題賞を受賞しました
第25回日本抗加齢医学会総会 2025年6月13日~15日
優秀演題
『若齢期の⼀過性DNA損傷が腎に与える⻑期的影響』高須 将伸
第68回日本糖尿病学会年次学術集会で当科の医師が発表を行いました
第68回日本糖尿病学会年次学術集会 2025年5月29日~15日
シンポジウム
『糖尿病関連腎臓病における real world evidence 』長洲 一
一般演題
『糖尿病性腎臓病における eNOS-NO 経路を介した糸球体上皮細胞 sGC 活性化の意義 』和田 将史
人事異動のお知らせ
【退職 2025.3.31付】
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大友 芳人
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント1年
※4月より大阪労災病院勤務になります -
坪井 柾
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント1年
※4月より住友病院勤務になります -
山本 雅子
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント3年
【任命換】
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平野 憲
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント5年 -
梅野 怜奈
川崎医科大学 総合老年医学 臨床助教
高齢者医療センター 高齢者総合診療科 チーフレジデント1年
【採 用】
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梶本 恵莉子
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント5年 -
宇治 古都香
川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント1年 -
岩倉 主
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント5年
(大学院在職進学制度利用)
【異 動】
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岡本 叡明 川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 チーフレジデント1年 -
仲村 典宏 川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学 臨床助教
川崎医科大学附属病院 腎臓内科 シニアレジデント1年
【大学院進学】
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北尾 裕
川崎医科大学大学院 1年
今年度もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
長洲 一先生、板野 精之先生ら研究グループの論文がClin Exp Nephrol誌に掲載されました
血圧や体重、服薬管理、受診日時のアラートなど、日頃の生活習慣病の管理を行うスマホアプリを慢性腎臓病患者さんに使用していただき、自己管理や使用満足度を調査した多施設共同研究です。実際に当科に通院いただいている患者さんにもご協力いただきました。
長洲 一先生ら研究グループの論文がComputers in Biology and Medicine (CBM) に掲載されました

